2017年11月26日日曜日

ボツ投稿 忘れ得ぬ人々(飴玉おくれ)



40年かけてパズルが解けた!みたいなお話です。
(ブログ掲載にあたり、送信メールに加筆修正してます。)

・・・ボツ投稿始まり・・・

40代男性です。
私の母方の祖母は戦争で祖父を亡くし、女手一つで母を含めた4人兄妹を養うために美容院をやっていました。私が小学校に上がるまでは、私の一家もその母方の祖母の美容院で祖母と一緒に暮らしていました。いわゆるマスオさん状態で、私の母はその美容院で手伝いをしていました。
その美容院ではN子さんという当時20歳くらいの女性が働いていました。N子さんは、私の祖母のことをお店のルールで「先生」と呼んでいて、「先生」の孫である自分のことを、大層かわいがってくれていました。
ある日のことでした。美容院の休憩時間にN子さんは飴玉の袋から飴を一つ取り出して、
「くーれそうで、くーれない」
「くーれそうで、くーれない」
と変な節をつけて言い、「飴あげようかな~、、、やっぱりあ〜げない」みたいな動作を繰り返しました。私はバカにされてると思い悔しくなって、大きな声で泣き出してしまいました。慌てたN子さんは「ゴメンね」と言って飴玉をくれました。

あれは一体なんだったのだろう。
今は便利なもので、インターネットで検索すると出てきました!
南沙織さんの「人恋しくて」という曲の冒頭の歌詞が「暮れそうで暮れない黄昏どきは」となっており、曲を聴いてみるとN子さんの言っていた節回しとまったく同じでした!

最後にこのN子さんと会ったのは、祖母のお葬式でした。
久し振りに会ったN子さんが棺桶の祖母に「先生、長い間ありがとうございました」と涙声で語りかけていたのが印象的でした。
(横浜市 ニコライ局員)

・・・ボツ投稿終わり・・・

こちらの曲です




N子さんのウチに遊びに行って、自分が浅田飴の水飴を一缶全部食べてしまい、旦那さんだったか彼氏だったかに「お菓子じゃねぇんだぞ!」とN子さんが叱られて、「悪いことしたなあ」なんて思った記憶もあります、、、

0 件のコメント:

コメントを投稿