2020年7月11日土曜日

2020年7月の許可局オンエア曲

7月6日放送分
「この音がすごい論」
「心の中のモスバーガー特別編」(ゲスト:モスバーガー松山局員)
「局報」(イゾラドおじさんの体温計)
〇マキタ局員の選曲
 お化けのロック/郷ひろみ&樹木希林

7月13日放送分
「好きな兄弟論」
ファンクス、狩人、若貴、ナリタブライアン・ビワハヤヒデ、高嶋兄弟、若山富三郎・勝新太郎、岸部一徳・シロー、山田太郎・サチコ、初代若貴、逆鉾・寺尾、長門裕之・津川雅彦、中山美穂・忍、石野真子・陽子、荻野目慶子・洋子、倍賞美津子・千恵子、寅次郎・さくら、キャスバル・アルテイシア、来生三姉妹、阿修羅のごとく四姉妹、エリック兄弟、ヒクソン・ホイス、純・蛍、叶姉妹、中川家、いとしこいし、ポップコーン、神田うの・ハマカーン
「思わずツイートしてしまいました」(久しぶりに葬式に参列してみたら意外とみんな明るくて驚いた)
「局報」(スピリチュアルコーナー)
〇鹿島局員の選曲
 ギャランドゥ/西城秀樹
〇今週のリクエスト
 ミッドナイトフライヤー/滝ともはる(ザ・ハングマンⅡ主題歌)

7月20日放送分
「北の国から’20 正論 論」
「忘れ得ぬ人々」(おばのマンションで会った彼氏、ボーイスカウトキャンプのリーダー)
「局報」(報連相:背中かいて)
(イントロ・ザ・ジャイアント:Runner、少女A、だまって俺について来い)
〇鹿島局員の選曲
 陽あたり良好/竹本孝之
〇今週のリクエスト
 遠くへ行かないで/JUN SKY WALKER(S)

7月27日放送分
「名作観てない論」
「思わずツイートしてしまいました」(かき氷を続けざまに食べると頭がキーンとすると言われるがこの年になると歯と歯茎に染みてそんなに早く食べられない)
「局報」(心の中のモスバーガー:紙帽子で卒アル、大学構内にモス)
〇マキタ局員の選曲
 悲しいな/杉浦幸(ヤヌスの鏡)
〇今週のリクエスト
 お世話になりました/井上順(忘られないよ)

7月29日 きょか呑み 配信

2020年7月5日日曜日

サンキュータツオ随筆集『これやこの』雑感


サンキュータツオ随筆集『これやこのを読んでの雑感(思いつきの個人的な内容なのであしからず)


「これやこの」
これやこの、行くも帰るも別れては、知るも知らぬも逢坂の関(蝉丸)

これがあの、生死の際ですれ違い、知己も他人も会う坂の関(勝手現代語版短歌)

この本の約半分を占める標題の中篇随筆。
サンキュータツオさんがキュレーターを務める「渋谷らくご」開始の経緯と、「渋谷らくご」での柳家喜多八と立川左談次の晩年の高座の様子を描いている。

私が落語を聴き始めたのは最近のことなので、柳家喜多八師匠には間に合っておらず、高座を拝見したことは無い。弟子の小八師匠しか知らないが、その小八さんの落語をイメージしながら読んだ。小八さんは落語家っぽくない良いお顔をされている。(反対に、自分にとって落語家っぽい良いお顔の代表は雷門小助六師匠。早速の蛇足。)

立川左談次師匠は、私が初めて生の落語を聴いたのが2017年9月の渋谷らくごでの師匠の落語生活50年記念興行だったので、とても思い入れがある。
東京ポッド許可局でサンキュータツオさんのことを知ってたので渋谷らくごの存在も知ってはいたが、足を運んだことはなかった。2017年4月にTBSラジオで「問わず語りの松之丞」が始まり、そのイベントで初めて生の演芸に触れていいなと思っていたところで、Twitterのフォロワーさんに左談次師匠のファンが多く、その記念興行に興味を持ったのが行ったきっかけだった。(ちなみに私の初めての相互フォローの落語家さんは「立川談志最後の弟子」で談志師匠が亡くなったあとに左談次師匠の弟子となった立川談吉さん。蛇足。)
記念興行という晴れの舞台にはにかんでいるような師匠がとても魅力的だった。(この本を読んで、本当に想いがこもった特別な興行であったことがよくわかった。)
Twitterで興行の感想を呟いたら、師匠から丁寧なリプライを頂いた。
「有り難う、どうぞ長い目で見てやって下さいまし。」
「時たまハッとするような良い出来に出くわします、そこが醍醐味かな。」

師匠の訃報に触れたのも、飲み会帰りに見たTwitterで、酔いがスッと覚めた感覚を覚えている。


「これやこの」以降も、「粒揃い」という言葉がピッタリの随筆が並んでいる。その雑感。


「ツインの老人」
仕事が肉体的にも精神的にも超ハードだった頃、時間をかけての通勤が辛くて会社近くのカプセルホテルに連泊していたことを思い出す。一泊3千円、会員カードを作って2,700円だったか。
風呂に入り、自販機のカップヌードルをつまみに缶ビールを飲み、歯を磨いてカプセルに倒れ込む!あのとき死んでてもおかしくなかった気がする。でも死んでたらこの本を読めなかった。生きててよかった。


「八朔」
私は小学校に上がるまでは母方の祖母と同じ家で暮らしていた。祖母は毎日小遣いをくれてとても優しい人だった。「おばあちゃん」は孫に対して大概優しいのかもしれないが、父型の祖母が厳しい人だったので、対比で余計にそう感じた。
実際には母方の祖母も、戦争で夫(自分にとっての祖父)を亡くし、女手一つでお店をやって4人の子供を育てたとても厳しい人だったらしい。毎晩、寝る前に炙った酒粕を食べていた。
祖母は風呂に入っているときに心臓が止まって亡くなった。ほぼ老衰とのことだった。


「時計の針」
修学旅行先で、新婚の奥さんに嬉しそうに電話してた地理の先生のことを思い出した。先生がその後どんな人生を送ったかは全く知らない。


「明治の男と大正の女」
本文中の「死は、順番通りが良い。」という一節を読んで、私の人生に関わった、順番を守らず亡くなった人たちのことを思った。

高校の同級生で夏休み中に電車の中で倒れて死んだK君。

会社の一個上の先輩で、自分の同期の女性と結婚した、エヴァの食玩くれたI先輩。お葬式は教会だった。

夢だった職業に就いて、軌道に乗り始めたところで白血病で亡くなった従姉妹のSねえちゃん。母親以外で初めて女性の裸を意識して見たのはSねえちゃんだった。(なんかへんな誤解を生みそうだけれどちっちゃい頃の話。)

ダイエットのために青魚を食べていたK先輩は自死した。パワハラだったと聞いている。

強面だけど優しかった同期のMも自死だった。大森の三田製麺所での一度だけの二人だけのランチ。

この本を読んで、こうした人たちのことを記憶してたまに思い出すことも、人が生きていることの意味の一つのような気がした。

2020年7月2日木曜日

ただ一度

人生で一度だけ、女性から、「カッコいい」と言われたことがある。
コールセンターで働いてたとき、高齢のおばあちゃんから。
電話だったけれど。
(鯉八さんのまくらのパクリみたいだけど実話。Twitterの相互フォロワーさんのコールセンターについてのつぶやきを見て思い出した話。)